第11回キツネの社mf &第5回ニコ生杯使用パーティ 〜ラグカイロスキザン〜

第11回キツネの社mfに参加してきました。
結果は予選7-2で8位通過、決勝トーナメント1落ちでベスト32でした。
第5回ニコ生杯でも使用しリスナーの部でCブロック優勝、最終結果は3位でした。


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今回はラグカイロスの並びを使いました。
シングル厨でもラグカイロスを使い、そのときの並びはラグラージカイロスキリキザンライコウゲンガーマリルリでした。そのパーティを少し改善して社mfで使う形となりました。シングル厨、社mfともにラグカイロスが優勝しましたが、流行に乗ろうと思ったわけではないことだけ言っておきます()

以下、個別解説です。 採用順で書いていきます。


ラグラージ@オボンの実
204-*-156-105-110-84
H4nでオボン効率を考慮、Bぶっぱ 余りS
波乗り ステルスロック 欠伸 吠える
カイロスのお膳立て。Bにぶっぱすることで陽気メガガルーラのグロパン恩返しを乱数ですが、耐えることが出来たりします。意地っ張り鉢巻ガブの逆鱗などは2耐えしないため立ち回りは考えておいたほうがよさそうです。オフ中に何度もカバルドンではダメなんですか?という質問があったのでラグラージのメリットを挙げたいと思います。
1.対ファイアロー性能
カバルドンは挑発鬼火のファイアローに対して岩石封じと地震の択を勝っても厳しいですが、ラグラージは波乗りで簡単に押し勝てます。ラグラージを採用する一番のメリットであるため、滝登りなどを採用するのはこの型のラグラージなら絶対にありえません。
2.対水性能
カバルドンは、型によってスイクンマリルリロトムなどに対して2回動くことが出来ないので欠伸をすることが出来ません。ラグラージは眼鏡などを持たない限りは2回の行動が保障されます。
3.素早さ
いたちごっこ感は否めませんが、ニンフィアなどにSを多少振ることで2回行動することが出来ます。絶対とは言い切れないので過信するのは危ないですが。


カイロスカイロスナイト
進化前141-177-120-*-90-150
進化後141-207-140-*-110-172
ASぶっぱ
恩返し フェイント 地震 剣の舞
今回のエース。カイロスは単体で舞うことが出来るポケモンではないので確実に舞える状態を作らないと活躍しません。地震ギルガルドクチートに対する打点。この2体が全く出てこないならインファイトでも良いと思います。このパーティは出てきますが。暴れるは、クレセなどを突破した後にアローや、ガルドなどで止まるので採用しづらいというのが持論です。剣舞恩返しはクレセポリ2並みの耐久が無ければ等倍ならふっ飛ばします。


キリキザン@命の珠
157-193-120-*-90-107
Aほぼぶっぱ 4振りクレセ抜き 残りH
叩き落とす 不意打ち アイアンヘッド 剣の舞
裏のカイロスのお供。メガカイロスがスカーフガブで止まってしまい、ガブにビビッて選出できないでは話にならないのでガブリアスを起点に出来、なおかつガブリアスを上から確定で落とせるポケモンとして採用。珠ハッサムは不意打ちが等倍で入るためガルーラで止まってしまうのでやめました。悪タイプの通りがよく、カイロスを選出しないときでも選出して活躍してくれた試合は多かった。社mfでも5人中3人が予選抜けしているのでもっと数が増えて良いポケモンだと思います。


ライコウ@食べ残し
193-*-95-140-120-183
H16n+1 Sぶっぱ 余りC
10万ボルト 目覚めるパワー氷 瞑想 身代わり
対サンダー、ボルトロスの枠として採用。 カイロスがいるだけでほぼ出てくるので起点にして抜いていく。サンダーに後出しするときは毒々に注意。珠を持たせて神通力でバナの対処を早めたりガルクレセに大きく負荷をかけたりしたほうが良いが、キザンが持っているために持たせられなかった。ラグカイロスの並びで、ほぼ確実に入る枠になりそうです。


カイリュー@弱点保険
197-173-116-*-123-127
Hほぼぶっぱ 珠ゲッコウガの冷ビ耐え 2舞でスカーフガブ抜き 残りA
逆鱗 地震 神速 竜の舞
今回の地雷枠。ラグラージが誘うやすいポケモンやパーティ単位で誘うポケモンを突破するための枠。主にゲッコウガニンフィアキノガッサリザードンガブリアスヘラクロスなど。襷ガッサが封じから入ってくるので神速2回で突破できたり、クレセが舞に後出しで来たとき逆鱗冷ビ逆鱗でHPを残しながら突破できたりします。配分に関してはまだ考えるところがあり、Sを1舞でメガルカリオ抜きに抑えBに振り陽気鉢巻ガブの逆鱗+鮫肌耐えの方がよかったかもしれません。弱保カイリューは弱いと言っている人をよく見かけましたが、エースとしてではなくある特定のポケモンを倒す働きをするように動かせばかなり活躍を見込めます。


ガルーラ@ガルーラナイト
進化前181-161-100-*-100-142
進化後181-194-120-*-120-152
ASぶっぱ
捨て身タックル 猫騙し 炎のパンチ 不意打ち
カイロスが選出しづらいので大きな勝ち筋を作れるメガ進化ポケモンとして採用。メガカイロスより速いポケモンが選出されやすいので、高速低耐久のポケモンを縛れる猫不意打ち。炎のパンチはハッサムナットレイがめちゃくちゃ重いので入れました。地震は対バンギラスのために入れたいですが、変えられる技がありません。結果として竜舞バンギラスが重過ぎる構築になってしまいました。


選出 ※選出回数の間違いを修正しました
ラグラージカイロス@1
ラグの展開をとめるポケモンエルフーンなど)、草技を持つポケモン、サンダーライコウ化身ボルトがいなければ出します。基本選出ですが出せないことの方が多いです。
ガブがいればキザンを選出します。

ガルーラカイリューライコウorキリキザン
上の選出が出来ないとき。ガッサがいるときは必ずガルーラカイリューライコウで選出しましょう。予選でそれを徹底してましたが、トナメで調子乗ってキザン選出したらガッサにボコられました。
他にも選出パターンは無くもないですが、ほぼこの3択で選出します。

選出回数 計10回
ラグラージ2回
カイロス2回
キリキザン3回
ガルーラ8回
ライコウ8回
カイリュー7回

ラグカイロスキザンが1回、ラグカイロスライコウが1回、ガルカイリューライコウが7回、ガルカイリューキザンが1回
負けた試合3戦は全て選出ミスで(1回押し間違えですが)
ラグカイロスライコウ→ラグカイロスカイリュー
ガルカイリューライコウ→ガルカイリューキザン
ガルカイリューキザン→ガルカイリューライコウ
が正解でした。
ラグカイロスが少ないのは相手のパーティにガッサか電気入りに多く当たってしまったからです。ラグカイロスはどちらかが腐ってしまうと全く勝てないので、選出は徹底して選ぶべきだと考えています。その点がユキトドに似てるなあと思いました。




ラグカイロス対策
二つの大きなオフ会でラグカイロスが優勝したということで僕なりのラグカイロス対策を書いておきたいと思います。
ラグカイロスを対策する上で一番大事なことはカイロスではなくラグラージを対策するべきであるということです。カイロスは対面だとガブガルーラを始め勝てないポケモンが大量に存在します。舞うチャンスを作らせなければ簡単に対処できるポケモンです。ラグラージの展開を止めれば問題なくカイロスも倒せます。
ここでラグラージ対策の話をします。ツイッターで草結びボルトで終わりじゃんwって言ってる人もいましたが、少しも対策になってません。初手で出てくるとバレバレですし、挑発も考えるとライコウのようなポケモンに引かれるだけです。ラグラージは草で対策するのではなく、ラグより速いポケモンで2発で倒すのが一番手っ取り早いです。逆鱗は欠伸されると起点になってしまうので避けたほうが良いですが、たとえば捨て身ガルーラなどで倒せば問題ないです。しかも普通のカイロスより速いので上から殴ることも出来ます。
つまり、ラグカイロスを選出させラグの展開を止めれば良いだけです。後は、対面でボコボコ殴っていれば自然と勝てるでしょう。



ラグカイロスはたぶんこれから流行ると思いますが、すぐ廃れていくと思います。理由は、自分で使っておいて言うのもなんですがラグカイロスの並びは欠陥が多く、裏のポケモンに何を添えるか難しいといったところにあります。それでも、ラグカイロスを使おうと思った人がいれば完成度の高い構築を目指して頑張ってほしいです。


長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。対戦レポートは明日書くと思います。