シーズン8 レート2200達成&第5回シングルフェスタ使用構築〜弱点保険カイリュー+はたきおとすスタン〜

関西シングルフェスタに参加してきました。
結果は7-4でブロック2位抜け、決勝トーナメント1回戦目で敗れベスト32でした。
最近はニコ生の大会も含め予選抜けはしているものの勝ちきれないことが多く、もっと勝てるよう精進していきたいと思っています。

今回は弱点保険カイリューを軸に構築をはじめました。弱点保険カイリューは主に低火力氷技を起点にすることで活躍する型ですが、その代表であるクレセリアスイクンゴツゴツメットを持ち、なおかつ高耐久であることから起点にしてもゴツゴツメットのダメージによって1:1で終わってしまうことがありました。そこではたきおとすポケモンと組ませることによって起点にしていけると考えました。はたきおとすポケモンには相性のいいメガクチートを選択しました。メガクチートのはたきおとすの火力は馬鹿にならず、ゴツゴツメット持ちのポケモンと対面させることでゴツゴツメットをはたきおとすか、裏を+ふいうちで倒すかの選択を強いられ、メガクチートカイリューのどちらかを通して勝つことを目標とし、組むことにしました。

以下個別解説です。順番は採用順。

カイリュー@弱点保険
191-176-124-*-123-123
H16n-1 A11n A200鉢巻ガブの逆鱗耐え 珠ゲッコウガの冷凍ビーム耐え +1でライコウ抜き
逆鱗 地震 神速 龍舞
基本軸。対面性能がとても高く、フェアリーやドラゴン相手にも起点にすることが出来ます。前述した方法でゴツゴツメット持ちも起点にし、A+3の火力で制圧していきます。A+3逆鱗の火力はガブリアスの陽気A+2逆鱗耐えを確定で落とすほど。技は基本的な4つ。逆鱗で拘ると裏の鋼フェアリーで止まってしまうので地震や神速圏内に入れながら弱点保険を発動させるプレイングが必要です。

クチートクチートナイト
157-172-145-*-115-71
HAぶっぱ 余りS
じゃれつく 叩き落とす 不意打ち 剣の舞
もう一匹の基本軸。カイリューとのタイプ面の相性だけでなく叩き落とすとの相性のよさ、不意打ちと神速の高火力先制技による低耐久の突破、龍の舞と剣の舞による積みサイクルのように動かせるなど、この並びはいくつもの利点があります。こちらの技も基本的な4つ。Sに振らなかった理由としては、60族あたりもSの競争が激しいためいたちごっこになってしまうと思ったためです。逆にトリックルーム+クチートの並びではSに振らないことが多いため4だけ振ることで同族を意識しています。

スイクンゴツゴツメット
207-*-183-110-136-105
HBぶっぱ 余りD
熱湯 冷凍ビーム ミラーコート 眠る
所謂ゴツメ枠。クチートを採用するときは、クレセリアが一般的ですが、クレセリアが呼ぶポケモンカイリュークチートは後出しから対処することが出来ないためサイクルをまわすことが出来なかったり、上記2体が不利をとるファイアローに強い駒にしたかったという理由でスイクンになりました。ミラーコートスイクンに電気が出てきたときに引くポケモンが少ないため突っ張って相手の駒数を減らすことがで切るために採用し、眠るはクレセリアヒードラン、受けループにも選出でき、本来のスイクンの役割が損なわないために採用しています。一般的なグロパンガルーラはクチートに有効打を持っていないため、このパーティに出てくるガルーラは猫騙し持ちの速いガルーラであることが多く、クチートの威嚇もあわせて十分にガルーラ対策として機能してくれました。Dに4振っていますが、この4振りのせいでミラコのダメージが減り1で耐えられ決勝トーナメントで負けてしまったためCかSに振ること推奨です。

ボルトロス@命の珠
155-*-90-177-100-179
10万ボルト めざめるパワー氷 サイコキネシス 電磁波
ファイアローボーマンダ、水の迅速な処理、ステロ+エースのストッパー、対受けループとして採用。ボルトクチートの並びを作れ、細かい小さな穴を埋めてくれるポケモン。電磁波が誤魔化しとしてとても強いため外す理由がありませんでした。サイコキネシスは化身ボルトロスで使うのは珍しいですが、今回は対受けループとして入れました。よくあるバンギグライラキムドーバナヤドランという受けループにグライバナムドーという選出をされることに気付き、サイコキネシスを入れることでそれらを1匹で倒すことが出来るため採用にしました。初手ははたきおとすを恐れグライオンが来るため、ボルトロスをあわせめざ氷を連打し、メガシンカしていないフシギバナにめざ氷を当てることでサイコキネシス圏内に入れることが出来るという戦法です。他にも無振りメガゲンガーをワンパン、メガリザードンXローブシンを2発など、様々な用途が存在しとても使いやすく感じました。新たなサブウェポンの一つとして、十分選択肢に入る技だと感じています。

ローブシン@突撃チョッキ
207-204-115-*-97-65
H16n-1 控えめリザードンYの晴れオーバーヒート耐え 残りA
ドレインパンチ マッハパンチ 叩き落とす ストーンエッジ
リザードン、電気などの幅広いポケモンに打ち合うために採用。最近の電気ポケモンは地面を返り討ちにしてしまう技、立ち回りが多く、選出画面でこのポケモンが対策です、と言い切るような形よりも突っ張って殴り合ってくれるように誘導したほうがいいのではないかと思い有利不利がわかりづらいポケモンで対策するべきだと思い、このようなポケモンを採用しました。また、リザードンが重めなためXも対面から勝てるようにストーンエッジを採用しています。このポケモンもはたきおとすができるため、ローブシン+カイリューの選出もする機会が多かったです。

メガガルーラ@ガルーラナイト
180-162-120-96-108-167
Hカバルドンを冷凍ビームで2発 最速 残りA
捨て身タックル 不意打ち 冷凍ビーム 大文字
カバルドンメタで採用。叩き落とすを使えるクチートローブシンカバルドンに強くなく、カイリューも吠えるによって起点回避されてしまうことから、他のゴツゴツメット持ちとは違う方法で対策しなければなりませんでした。そこでわざとカバルドンを呼んで崩す方法をとり、この型の採用を決めました。ローブシンが選出できないときのナットレイ対策として文字、ガルーラとしての汎用性を保つための捨て身タックル、ライコウ、特に珠や眼鏡が重いため逃げられる前に削れる不意打ちを採用した結果、一般的な両刀ガルーラの技構成に落ち着きました。ガルーラは相手のパーティに刺さるメガガルーラがパーティに入れば勝てるとも言われるような性能で、なおかつこの型が刺さるパーティは多かった印象です。このポケモンも対受けループとしては多少機能しますが、ボルトロスと対策範囲は少し被っています。

選出
カイリュー+クチート@1
基本選出。どちらかを通すことを意識して立ち回っていきます。
カイリュー+ローブシン@1
もう一つのカイリュー+はたきおとす選出。こちらはカイリューを通すことが優先です。


今回はカイリューが軸であるためガルーラを軸とした裏選出は存在しません。
このパーティはメガシンカ2枠ですがメガなし選出も気にせずにしていきます。



このパーティを使いレート2205を達成することが出来ました。レートの勝率はどうでもいいという声もありますが、5世代からやっている身としてはやっぱり勝率は大事だと思ってますし、「勝率が唯一にして絶対の基準」という言葉を胸にレートをやってきたので7割3分という勝率で2200達成できたことはとても嬉しく思います。


最後まで読んで頂きありがとうございました。